金城次郎館たより(20250403)金城次郎館では、4月6日の日曜日から、2025年第二期の常設展示を始めます。1月から3月の第一期の「茶碗・大皿」展に次いで、「チューカー・按瓶(あんびん)」の特集です。チューカーは沖縄方言で土瓶、厳密にはお茶のチューカーと酒のチューカーの両方をさしますが、いま普通にチューカーというと、お茶の土瓶の意味です。按瓶は、取手まで陶製になっている土瓶で、沖縄の伝統的な水注です。鉄瓶に水を補給するときに用いられました。今では、小さめにつくってオシャレな土瓶に用いられます。いずれも轆轤成形としては、もっとも難しいものです。胴部のかたち、注口や取手の取り付け部位やかたち、容易ではありません。次郎さんのチューカー、按瓶の模様もとてもすばらしいものです。ご来館をお待ちいたしております。エントランスのミュージアムショップでは、金城次郎の孫の金城吉彦さんの個展(展示即売)を併催します。